理想的な道場を目指して

道場運営に関しましては、第一に人材育成に重きを置いています。道場の仲間との関係性、試合などへの挑戦を通して、より良い人生を送れるように楽しく成長することを手助けすることが目的です。

ポイント

  • 稽古では極力、安全面に配慮しています。根性も大事ではありますが、怪我をしてしまえば練習ができなくなってしまうのです。長く健康でいることを大事にしています。
  • 道場生がお互いに上達するために、上級者が未熟な者を痛めつけるような行為は、厳しく戒められています。道場とは道場生が仲良く成長していく場なのです。
  • ご父兄の皆様には極力負担をおかけしないように、他のジュニアスポーツにある、父兄会や試合への引率、お茶当番などはお願いしておりません。長く空手を続けて多くを経験してもらうためには、極力負担を減らすことが必要だと考えているからです。
  • 道場の仲間と、稽古に継続して積極的に取り組み、前向きに稽古を楽しむことで、時には苦しい稽古も乗り越えることができるようになることを目指します。

試合への参加

「円心会館 滋賀・京都南支部」では大会に積極的に参加しています。大会に参加することで多くのものを得ることができるからです。また、選手特性に合わせた理論的な指導で、世界大会優勝者や多くの全日本大会優勝者を排出しており、高い指導力を発揮しております。また、大会を主催することで、道場生一人ひとりの力量や体格に合わせた対戦相手を組むことで、安心して試合に出場することができます。 

試合に出場する利点

  • 試合という目標があることで、モチベーションが上がり、充実した時間を過ごすことができます。
  • 試合でないと経験できない、重圧、緊張、不安などに慣れていき乗り越えることができます。
  • 目標を実現するために、課題をクリアするために工夫、努力することを身につけます。
  • 試合という経験を共有することで、相手を思いやることができるようになります。
  • 試合という仮想実戦を経験することができ、実戦(本番)への心構えを身につけることができます。

 

もちろん、試合に出なくても強くなることはできます。無理に出場する必要もありません。ただ、一歩踏み出すことができたなら、それは強くなり始めているということなのです。

その時の力量に合わせて、トーナメントは組まれます。経験を積むことでステップアップしていき、何度も挑戦することで確実に強くなるのも試合の特徴です。世界大会で優勝するような選手も、初めは初心者だったのです。

挑戦すること

試合や審査など目標に向かって、自分を成長させることに挑戦していきます。高いレベルの試合に勝つためには、厳しい練習(ファイターズ・トレーニングなど)にも参加し、不安や怖さなど困難を克服するために、前向きな挑戦をする姿勢が重要です。

昇段・昇級審査

滋賀・京都南支部では年に2回、春と秋に昇段・昇級審査を実施しています。各級に設定された明確な課題をクリアすることで、無理なくステップアップしていくようになっています。また、審査の曖昧さを排除するため、しっかりとした基準が決められた採点方式を採用しています。

審査では、円心空手でも重要視されている「基本」(突き・蹴り・受けの基本動作)や円心空手独自の「型」や組手などを審査します。身体の使い方やサバキの使い方ができているか、実際に使えるかなどを見ます。審査に向けて基本や型を練習することで、動きの正確性、バランスなど運動神経の発達を促進します。

合宿

毎年、夏に催される合宿。集中した稽古はもちろん、道場の仲間たちと食事や就寝など楽しい時間を共有することで、多くの仲間たちと仲良くなります。また、先輩は後輩の面倒を見ることや、集団生活を送ることで、色々な経験もできます。