円心会館の大会
円心会館では、通常の突き蹴りだけのフルコンタクトルールに掴み、投げを加えた「サバキチャレンジ・ルール」を採用しています。このルールは円心会館が30年以上の年月をかけて試行錯誤を繰り返して作り上げてきました。このルールを採用することで、より実戦に近い状況でサバキが実戦で通用するように工夫してきたことで、技は常に進化し続けてきました。また、武道として必要以上に相手を痛めつけないように、直接打撃制でありながらポイント制も導入されています。
毎年、アメリカ合衆国コロラド州デンバー市で開催される世界大会「ワールド・サバキチャレンジ」を頂点に、日本国内では「サバキチャレンジ全日本大会」を中心に各地方大会があります。滋賀・京都南支部主催では「サバキチャレンジ関西大会」と「京滋地区交流大会」を毎年開催しています。
修行の場としての大会
円心会館では、未就学児から壮年まで幅広い年齢層で試合に参加しています。また、レベルごとにトーナメントを組むことで無理のないような形で試合に参加することができます。初心者から全日本大会や世界大会に挑戦する選手まで、各々の実力に合わせてステップアップしていきます。
試合に出る以上はもちろん優勝を目指します。ですが、本来重要なのは、試合に出ることで、自分の力量を見定め、成長の為に何が必要なのかを見出すことです。優勝や勝つことだけが目的ではなく、優勝を目指して、勝つためにどんな練習をどれだけするのかが本当の目的です。
自分に足りないのは、何なのか?それに対して何をしたのか。目の前の目標に対して、ただ与えられたものをがむしゃらに練習するのではなく、よく考えて、工夫してどんな努力をしたのかが大切なのです。そういった人生に活かせるものを得るための修行の場としての試合、大会を目指しています。